1 名前:再チャレンジホテルφ ★[] 投稿日:2012/02/27(月) 22:39:39.24 ID:???0
日本の捕鯨発祥の地・和歌山県太地町が、クジラやイルカを湾内で飼育し、ふれあいを楽しむ
「クジラ牧場」の計画を進めている。5年後をめどにオープンさせ、年間30万人の集客を目指す。
伝統的な追い込み漁は、隠し撮りによる米映画の公開をきっかけに批判を受けたが、
町は「古くからクジラ、イルカと共存してきた町」をPRする考えだ。
計画によると、同町北西部にある森浦湾の約4万平方メートルをネットなどで仕切り、
ミンククジラ、ゴンドウクジラ、イルカなどを“放牧”。調教したイルカと一緒に泳いだり、
シーカヤックで回遊したりして、観光客が自然の中でクジラやイルカとふれあえる場にする。
観光客誘致だけでなく、鯨類の研究にも力を入れる。森浦湾近くの大型保養施設「グリーンピア南紀」(閉鎖)の一部や
町立くじらの博物館がある「くじら浜公園」を整備し、宿泊や研究施設を設ける予定。
同公園周辺を「学術研究エリア」として、国内外の研究者に開放、湾内では鯨類の繁殖に取り組む構想だ。
町は今後、湾内で真珠養殖を営む業者らと漁業権の譲渡交渉などを進める。
計画の第一歩として今月、南極海で活躍し、引退した調査捕鯨船「第1京丸」(812トン)を
くじら浜公園に展示。来年度にかけて、公園周辺を含め約2億5000万円で整備を行う。
太地町の追い込み漁を巡っては、アカデミー賞を受賞した米映画「ザ・コーヴ」で
批判的に取り上げられ、海外の反捕鯨団体による妨害などが起きている。
三軒一高町長は「批判を受けたこともチャンスととらえ、町の歴史を生かして、
町全体をクジラをテーマにした自然公園や博物館にしたい」と話している。
(2012年2月27日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120227-OYO1T00703.htm